Ingenuity in Action

一人ひとりが、創造者であれ。

私たち富士システムズのスタートは、1963年。世界で初めてシリコーンを活用した医療機器を開発した企業として知られています。なぜ、私たちがシリコーンに着目したのか。その理由は、今から70年以上前に遡ります。第二次世界大戦の時代に、当時、将校だった創業者が、なぜアメリカの爆撃機があんなに高く飛べるのかと疑問を感じ、機体を分解。そのグリスとしてシリコーンが使われていることに着目し、やがて、その素材の可能性にひきつけられたのです。
 シリコーンは、その頃、日本になかった物質でした。「これをいろいろなものに応用できないか。」日用品はもちろん、医療、航空や宇宙産業の世界にまで視野を広げ試行錯誤を繰り返しました。やがて、大きく市場が広がっていったのが、医療の世界でした。
 そして、現在は医療用カテーテルを中心に、医療機器メーカーとして多くの医療機関や医療機器メーカーから信頼をいただく私たちですが、その始まりは、創業者の探究心とオリジナリティへのこだわりにあったのです。

Ingenuity in Action.

私たちの理念として掲げる、この言葉は、そうした創業者の思いに立ち返り、今も続く私たちの精神を言葉にしたものです。“つねに探究心と創意工夫の思いで、課題を解決していこう。”“そして、その強い想いで、病から多くの人を救っていこう。”そんな気持ちが込められています。

 医療機器、なかでもカテーテルは、一見、シンプルな一本の管です。しかし、その中身は多様な技術の塊です。そして、カテーテルが進化すると、これまでできなかった治療ができるようになります。患者さんの負担が減っていくこともあります。医療現場から、最新の「思い」や「ニーズ」を見つけ出してくる営業も、そこに技術を込めて形づくる研究も開発も、誰もが、等しく対等な創造者。それが、私たち富士システムズという企業の風土です。

 医療を一歩、前に進める。ドクターと一緒になって、より良いものをつくりあげたい。
そんな思いのある方が、私たちが求める人材です。